| 日本の報道によると、干ばつが深刻化している中国で、少雨・高温により、作物を食べ尽くす害虫の飛蝗(ひこう=トノサマバッタ)が一部地域で異常発生し、農業被害に拍車をかけている。干ばつによる影響はなお拡大傾向にあり、農作物の減産は避けられない見通しだ。
二日の中国新聞社電によると、黄河中流域の穀倉地帯である河南省では、この二十五年来で最悪という飛蝗被害が発生。すでに例年の被害面積を約30%も上回る十五万八千ヘクタールの農地に被害が出ている。被害が特にひどい地区では一平方メートル当たりの飛蝗が約四千匹を数え、麦が裸になるほどの惨状を呈している。
同省では昨冬から今春にかけて異常に高い気温が続き、黄河流域を中心に降雨量も少なかったことから、飛蝗の卵が越冬しやすい条件が生まれ、干ばつの長期化により、異常発生に火がついた。
一方、二日付「経済日報」によると、主要な農業省の一つである四川省では、干ばつ被害が60%以上の県に拡大。湖北省でも約二百七十八万ヘクタールの作物が影響を被り、被害総額は六十六億八千万元(約八百六十八億円)に達している。
中国の邱暁華・国家統計局副局長は二日の記者会見で、干ばつ被害について「中国には約一年半分の食糧備蓄があるため、今年の減産が食糧需給に与える影響は大きくない」としながらも、「一部農産物の価格上昇はありうる」との見方を示した。

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