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中国ニュース
2000/05/30
▽中国で干ばつ、13%の耕地に被害
 日本の報道によると、中国の北部から中・南部にかけての広範な地域で極端な少雨のため、干ばつ被害が広がり、全国耕地面積の約13%に当たる農地千二百四十万ヘクタールが影響を受けるなど深刻な事態に陥っている。各被災地では人工降雨を試みたり、人海戦術による灌漑などで被害の拡大阻止に努めているが、干ばつがこのまま続けば、食糧を始め農業生産に大きな影響が出ることが懸念されている。

 今年の干ばつは早い地域では二月ごろから発生したが、雨の少ない異常気象が長期化したことから被害が徐々に拡大した。

 二十九日までの新華社電や中国各紙の報道によると、干ばつ被害が広がっているのは河北、山西、陝西、河南、安徽、江蘇、浙江、湖北、湖南、貴州、四川などの各省。中国政府の統計(二十七日現在)によれば、農地被害面積は千二百四十万ヘクタールに上り、住民二千百四十七万人、家畜千七百六万頭が飲料水不足に見舞われている。

 特に被害が深刻な河北省南部では百万ヘクタールが影響を被り、うち三万ヘクタールはまったく収穫が見込めなくなった。同省では一九九七年以来連続四年の干ばつ被害で、今年二―四月の全省平均降水量は平年より40%も少ない二十一・八ミリに過ぎなかったという。

 山西省でも中北部の八十万ヘクタールで春まき作物の種まきができなくなった。三年連続の干ばつに襲われた南西部の大寧県では農民の約40%が深刻な食糧不足に陥り、県当局が食糧を緊急支援する事態になった。  一方、江蘇省北部では主要な湖沼ダムの貯水量が史上最低を記録。水運の大動脈である長江(揚子江)も、湖北省武漢市漢口で水位が五・三三メートル(今月二十二日)と過去五年間で最低となり、船の座礁事故が起きるなど安全航行に支障が生じている。

 中国農業、水利両省は今月中旬、全国に緊急通達を出し、全力を挙げて水源を確保、食糧減産を回避するよう指示した。中国では一昨年の歴史的大洪水を始めとする自然災害や異常気象が多発しており、地球的規模の環境破壊問題との関連が指摘されている。

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