| 上海の司法関係の専門紙・上海法制報によると、中国・上海市のホテルで11日夜、出張中のブラザー工業(本社・名古屋市)の技術者、水野政弘さん(56)が殺害され、その74時間後に3人の中国人が江西省で逮捕された事件で、警察犬2頭がこの事件の早期解決につながる重大な役割を果たしていたことが19日、分かった。
同紙によると、水野さんは長期滞在していた市内のホテル・閘北華東大酒店1402号室で事件に遭い、12日午前、室内の掃除のために部屋に入ったホテルの従業員に発見されたが、その際、水野さんは血だらけで浴室で倒れて死んでおり、室内が荒らされていた。
水野さんとはそれまで全く関係のなかった物取りの犯行となると、事件の長期化は必至。しかし、通報で現場に駆け付けた警察官が連れてきた2頭の警察犬にそれぞれ血液の付いた別々の遺留品をかがせたところ、2頭は直ちに非常用階段を通って1階上の1510号室の前に行った。
公安局がこのため、同室の使用状況を調べたところ、11日の午前中に2人の男性が部屋を借り、同日夜、1人の女性が慌ただしく部屋の返還手続きをしていた。この3人が犯人で、男性たちの実家のある江西省鷹潭市で逮捕されたが、警察犬のこの活躍がなければ、事件は永遠に解決されなかった可能性もある。

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