| 日本の報道によると、中国の北京テレビは17日夜から、台湾問題に焦点を当てた政治ドキュメンタリー番組「海峡風雲」の放送を始めた。ゴールデンタイムの30分番組7回シリーズで、来月、台湾で陳水扁総統が就任するなど中台関係が新たな局面に入るのを控え、中国当局の立場を国内向けにPRする狙いがあるとみられる。
番組冒頭に画面に表れる題字は中国の対台湾窓口組織、海峡両岸関係協会の汪道涵会長が書き、中国当局が同番組にかける熱意を示している。
初回は、台湾が下関条約(1895年)で中国から日本に割譲され、49年に国共内戦に敗れた国民党軍が台湾に移って分断統治が始まった経緯などを当時の資料映像で紹介した。台湾問題の経過を知らない若い世代が増えていることを意識したともいえそうだ。
また、蒋経国総統(故人)時代の台湾と中国が水面下でパイプを持っていたなどとの歴史証言を各場面で織り交ぜ、「中国は一つ」と強調した。
ラストシーンは香港(97年)、マカオ(99年)の中国返還式典の様子がスローモーションで映し出され、「台湾問題は1国2制度による平和統一で解決できる」というナレーションが繰り返された。今後は経済、貿易、安全保障、米中関係などを取り上げ、台湾の李登輝総統の「二国論」批判も展開していくものとみられる。

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