| 日本の報道によると、長野県大町市の大町山岳博物館友の会は二十五日から十二日間の日程で、中国チベット自治区に「チョモランマBC調査トレッキング隊」を派遣する。来年度に迎える同博物館の創立五十周年を記念し、世界最高峰のベースキャンプ(BC、登山基地)周辺の環境調査をするほか、中国登山協会などと交流を深める。
隊員は、県内の二十七歳から七十三歳までの十五人(男七人、女八人)。ギャチュン・カン峰(七、九五二メートル)などに登頂した武田武隊長(67)をはじめ、いずれも登山経験が豊富で、数回の合宿をこなして調査トレッキングに備えてきた。
世界各国の登山隊が立ち寄るベースキャンプは、標高五、二〇〇メートル。各隊で使った酸素ボンベやごみなどが置き去りにされ、自然への影響が指摘されている。
今回は、こうした環境調査をはじめ、地質調査や動植物の資料収集を実施する予定。特に、周辺に生息するライチョウについては、今後の継続調査の足がかりを付けたいとしている。隊員には、現地の医師や通訳ら数人が同行する。
このほか、トレッキング隊は、仏教学者で探検家の河口慧海、西本願寺門主の大谷光瑞らが一九〇一年に訪れた聖地ラサなども訪問する。同市内の王宮やチベット仏教の寺院などを見学するほか、現地の学校も視察する計画。
友の会では、トレッキング隊の帰国後、今回の調査結果を報告書にまとめるほか、写真展も開催する予定。武田隊長は「高山病が心配だが、調査を通じて国際親善を図りたい」と話している。

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